一栄一辱

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一体どうなっちゃうのかアメリカ大統領選挙 前半

11月8日に開催される2016年アメリカ大統領選挙まで残り1ヶ月とちょっと。

そんな中、見ましたか?、火曜日の第1回討論会。

私はテレビとネットで見てました。

司会を担当したキャスターはとても存在感が薄かったですね〜。

特にトランプ氏の暴走をまったく止められていなかった。

田原総一朗氏が英語で仕切っていたら確実にぶった斬ってましたよ(笑)

そしてNHK。

全体90分の討論時間のうち、頭15分位だけという何とも中途半端な国際中継。

その上同時通訳者が両方女性だったので、クロストークになると誰の話が訳されているのか混乱してしまいました。

NHKさん、次回は男性女性両方の通訳者をご準備くださいね。

さて皆さんはクリントン氏とトランプ氏のどちらが優勢だったと思いましたか?

わたしは、経済政策はトランプ氏の勝ち、安全保障はクリントン氏の勝ち、人としての面はトランプ氏の一人負けみたいに思えました。

全体としてはどっちもどっちでしたが、討論中から急速に円安が進んだことからするとクリントン氏優勢とみた人が多かったのでしょうね。

経済政策でのトランプ氏の主張は、規制緩和法人税緩和による国内企業の体力強化、そして国外からの製造業企業の呼び戻しがメインじゃないでしょうか。

それに対してクリントン氏の主張は、インフラへの投資がメインで、太陽光発電スマートグリッドみたいなエネルギー産業への積極的な投資、景気刺激策でしょう。

太陽光発電事業なんて絶対ペイしない!とトランプ氏は怒鳴っていましたね。

どの国も同じようなお話のようで、クリントン氏の主張は自民党、トランプ氏の主張は民進党といったところでしょうか。

アメリカ社会も日本社会と同じように中流階級の国民層が少なくなって、上流と下流の格差がどんどん進んでいます。

失業率は低く、最低賃金は上がっているけど、非正規雇用者の年収と成功したお金持ちの年収の差は広がるばかりみたいです。

情報と人の流れがグローバル化してしまった世界では、これが現代資本主義の行き着く先だと思いますし、これを解消するには、トマ・ピケティの『21世紀の資本』のような手荒な方法しかないのかも知れません。

ちょっと話が脱線しましたが、インフラ投資についてはアメリカでも日本でも、新しいモノよりも古くなった道路や橋、給水や排水の設備なんかの修繕が待ったなしです。

それだけでも巨額のコストが必要で、それなりの景気刺激になりますよね。

根本的な問題は、中流階級層の年収を支えていた自動車産業などの工場が人件費と税金が安い国外に流出し過ぎたことにあります。

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